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2025年5月8日木曜日

ナワリヌイの亡霊 クレムリンを徘徊す!! 


プーチンが最も恐れた男ナワリヌイ|Amazonドキュメンタリー徹底レビュー

ナワリヌイ|Amazonプライム歴史ドキュメンタリー
ナワリヌイ


 ナワリヌイの亡霊がクレムリンに??
 この言葉を聞いたあなたは「ああ、やっぱり」と感じたのではないでしょうか。
 今までにプーチンに抹殺された人間は数知れず、その人々の恨みが重なり、クレムリンを徘徊しても不思議ではありません。

 ここでは、抹殺された人々の中でも、最も著名な政治家ナワリヌイの闘いを描いた映画『ナワリヌイ』を取り上げます。

『ナワリヌイ』は、プーチン政権を鋭く批判し続けるロシアの反体制派リーダー、アレクセイ・ナワリヌイの姓名をそのままタイトルに据えたドキュメンタリーです。

はじめに彼の遺言となる彼自身の言葉をここに残します
  決してあきらめるな! 僕は命を狙われたのは、僕らが信じられないほど強いからだ。
その強い力を利用しよう。悪い連中に押しつぶされている。
 本当は強いのに僕らに自覚がないからだ。
 悪が勝つのはひとえに善人が何もしないからだ。
行動を止めるな!!

 「プーチン大統領が長期政権を維持する一方、トランプ前大統領の再選が現実味を帯びている2025年。
 民主主義と専制、言論の自由と情報統制――こうしたテーマに向き合う視点として『ナワリヌイ』は極めて示唆に富んだ一作です。」


 


目次

  1. 1. 作品概要とあらすじ
    1.1 タイトルの意味
    1.2 あらすじ
     1.3 監督・制作情報

  2. 見どころ&見逃せないポイント
    2.1 毒殺未遂事件の現場再現
    2.2 Bellingcatと調査ジャーナリストの追跡
      2.3 プーチン政権の権力構造暴露
     2.4 アカデミー賞受賞の編集と演出
      

  3. 歴史的背景と解説
    3.1 ナワリヌイとプーチン体制の対立
    3.2 ノビチョク毒物事件の国際的衝撃
    3.3 ドキュメンタリー受賞とその意義

  4. こんな人におすすめ
    人権・ジャーナリズムに関心がある方
    ロシア政治や現代史を学びたい方
    政治ドキュメンタリーのファン
    スリラー映画のような緊迫感を味わいたい方

  5. 他のおすすめ歴史映画
    『戦場にかける橋』
    『アメリカが最も恐れた男 “プーチン”』
    『ヨシフ・スターリン: 鉄の拳』

  6. 視聴方法とリンク
    Amazonプライム無料体験の案内


  7. ナワリヌイの遺言
     ナワリヌイが自分の命を懸けても世界の人々に伝えたかったこと


「ナワリヌイ」


「映像に見る歴史 おすすめ映画50選」が時代の節目となる出来事を画いた映画を発掘し、時代背景と共にお贈りします。今回は「ナワリヌイ」をお贈りします。

Amazonプライム「ナワリヌイ」

1. 作品概要とあらすじ

1.1 タイトルの意味

『ナワリヌイ』は、プーチン政権を鋭く批判し続けるロシアの反体制派リーダー、アレクセイ・ナワリヌイの姓名をそのままタイトルに据えたドキュメンタリーです。彼の“声”を直接的に示すことで、「ナワリヌイという人物を通じて現代ロシアの権力構造を暴く」という作品の狙いがシンプルかつ強烈に伝わります 

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1.2 あらすじ

 

2020 年 8 月、シベリアからモスクワへ向かう飛行機が緊急着陸した。乗客の 1 人、プーチン政権への痛烈な批判で”反体制のカリスマ”として支持を集めるロシア人政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイが突然瀕死の状態に陥ったのだ。ナワリヌイはベルリンの病院に避難し奇跡的に一命を取り留めるが、何者かによって彼の飲み物にロシアの毒物”ノビチョク”が混入された毒殺未遂事件であったことが発覚する。プーチン大統領は即座に一切の関与を否定するが、ナワリヌイは自身の命を狙う者の正



1.3 監督・制作情報

  • 制作年:2022年 Wikipedia 
  • TV 制作国: 
  • ジャンル: 
  • 監督:ダニエル・ローア (Daniel Roher) Wikipedia 
  • 配信プラットフォーム: 
    特記事項 :本作は2023年のアカデミー賞ドキュメンタリー長編部門を受賞し、そのリアルな取材クルーのドキュメンタリー手法と緊張感あふれる編集が高く評価されています。Wikipedia

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  • 配信プラットフォーム: 
     制作:CNN Films、WarnerMedia ※Cable News Network, Inc. A WarnerMedia Company All Rights Reserved Amazon
     上映時間:98分(1時間38分)Amazon
     言語:ロシア語/英語(字幕版)
     配信:Amazonプライムビデオ(レンタル作品) Amazon 

2. 見どころ&見逃せないポイント

2.1 毒殺未遂事件の現場再現 

 2020年8月、シベリアからモスクワへ向かう飛行機が緊急着陸し、ナワリヌイ氏が神経剤ノビチョク中毒で意識不明に陥る一連のドラマチックな映像が圧倒的な緊迫感で描かれますAmazon。


2.2 Bellingcatと調査ジャーナリストの追跡

 ジャーナリストのクリスト・グロゼフらがノビチョクの痕跡を追い、関与者の足取りを解き明かす──真偽不明の情報”をあぶり出す迫真のドキュメンタリー手法は他に類を見ませんVanity Fair。

2.3 プーチン政権の権力構造暴露

 取材チームの命がけの現地捜査を通じて、クレムリン内部の意思決定や暗殺未遂の背景に迫る。現体制の“黒幕”をあぶり出す迫真のドキュメンタリー手法は他に類を見ません Vanity Fair。

2.4 アカデミー賞受賞の編集と演出

 受賞作品ならではのテンポある編集と、緊張と緩和を巧みに織り交ぜた演出が、観る者を引き込む“実録スリラー”のような没入感を生み出していますWikipedia。



3. 歴史的背景と解説

3.1 ナワリヌイとプーチン体制の対立

 プーチン大統領の任期延長や汚職追及、情報統制強化に抗して立ち上がったナワリヌイ氏は、2011年以降、反腐敗運動を主導。若年層を中心に支持を集める一方で、当局から度重なる逮捕や嫌がらせを受けていますWikipedia。
 

3.2 ノビチョク毒物事件の国際的衝撃

 2020年8月20日、ナワリヌイ氏は飛行機内で突如倒れ、オムスクの病院を経てベルリンに搬送。世界保健機関(WHO)認定の研究所がノビチョク神経剤による中毒と断定し、国際社会に大きな波紋を広げましたWikipedia。

3.3 ドキュメンタリー受賞とその意義 

 本作は2023年にアカデミー賞ドキュメンタリー長編部門を受賞。ロシア政権の情報統制に対する「言論の自由と真実追求の戦い」を世界に知らしめる一作として、歴史的にも重要な証言となっていますWikipedia。

4: こんな人におすすめ

  • 人権・ジャーナリズムに関心がある方
  • ロシア政治や現代史を学びたい方
  • 政治ドキュメンタリーのファン
  • スリラー映画のような緊迫感を味わいたい方



6. 視聴方法&リンク

 視聴手順
 Amazonプライムビデオにログインまたは30日無料体験登録
 『ナワリヌイ』作品ページ を開く Amazon
    ▶ 今すぐレンタルして観る 
   レンタル価格(2025年5月時点):HD版 ¥400(税込)
 レンタル期間:購入から30日以内に視聴開始、視聴開始後48時間は何度でも再生可能



ナワリヌイの遺言

ナワリヌイが自分の命をかけても伝えたかったこと
 このドキュメント映画の最後の画面「ナワリヌイに対するインタビュー」が圧巻
 ナワリヌイが拘束されたり殺されたりした場合に、ロシア人に対するメッセージは何かと尋ねられたことに対し彼は答える。
 決してあきらめるな! 僕は命を狙われたのは、僕らが信じられないほど強いからだ。
その強い力を利用しよう。悪い連中に押しつぶされている。
 本当は強いのに僕らに自覚がないからだ。
 悪が勝つのはひとえに善人が何もしないからだ。 行動を止めるな!!

  ナワリヌイは人々にこのような言葉を残しながら単独ロシアに帰っていった。長い間拘束され、最悪生命すら奪われかねない恐れがあるにもかかわらず・・・。
そして空港で拘束されそのまま刑務所に収監された。彼が拘束されるのが分かっていながら、ロシアに帰ったのは、世界の人々に逃げないで敢然と闘う姿を見せたかったのだろう。




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2022年10月30日日曜日

ニコライとアレクサンドラ・・ロシア帝国がいかに崩壊したか:プーチンはこの歴史を拭い去れるのか

映画:「ニコライとアレクサンドラ」
繰り返されるロシアの悲劇100年前の皇帝に代って独裁者プーチンの降臨

今から約百年前まで、ロシアは皇帝ニコライが専制政治を敷いていました。そして今、プーチンによる専制政治(独裁)がひかれています。民族解放を標榜し、帝政を倒し国民が主人公てとなる民主主義のために闘ったロシア民族は今どこに行ったのでしょう。

原題:「The Royal Family」をご紹介します。
今進行しているロシアのウクライナ侵攻を判断する材料として、この映画を取り上げてみたいと思います。
 2022年の現在ロシアのウクライナ侵攻が、 世界中の大きな非難を巻き起こしています。 しかしながらロシアのプーチンはこの非難に怯むことなくウクライナ屈服させようと大量殺戮の手段まで訴えています。

 この映画は、ちょうど100年前に、ロシアはロシア革命が勃発し、その時までにロシアを支配していた倒れ行く、ロマノフ王朝を舞台にしています。

 この映画の主人公はロシアの最後の皇帝ニコライとその妻のアレクサンドラです。実はこの映画の主人公はもう一人いるのです。それはラスプーチンという怪僧です。この人も実在した人物ですが、すでに末期的症状を見せていた、王朝の中に巣食い、皇后アレクサンドラの寵愛を受け、ロシア革命の前夜にロシアの帝政の政治を大きく混乱させた人物です。

 最近ロシア正教のトップのキリル総主教がニュースの取り上げられています。キリル総主教は、プーチンの精神的盟友ともいわれており、ロシアのウクライナ侵攻を支持しています。
 ロシア帝政当時の宗教的な環境と、現代の政治的環境の違いがどうなっているのかは知りませんが、現在でも100年前と同じように宗教の政治的影響は無視できないところにあると考えるべきでしょう。

 いずれにせよ、国家としての正常なる判断が失われ、ウクライナに一方的に侵略することになったと考えられますが、プーチンを突き動かしたものはなんだったろう。それはプーチンに聞いてみないとわからないと大概の人は言うでしょう。
 プーチンを取り巻く環境、ロシアの歴史及びロシアの経済的政治的地理的に置かれた環境などプーチンがどのように育てられたか知ることが、プーチンの個人の考えを云々するよりもっと大事なことと考えています。

  個人が歴史の中で果たす役割は、歴史の一瞬一瞬では大きなものであるかもしれません。しかし歴史を大きな流れの中で捉えた場合に、個人の果たす役割はある種の偶然性に過ぎないわけで、偶然性の中に必然性が貫徹されているはずです。私たちがある事柄を見るときに、忘れてはならないのは「科学的に見る」という態度に徹することだと思います。


映画の紹介
 この映画は、1972年アメリカで封切られたもののようです。アメリカの映画であるからには、当時のアメリカで支配的であった考え方からは払拭できていないと考えるべきでしょう。(もちろんそれを凌駕した真にに素晴らしい映画もあったでしょうが・・) それを頭に置いた上で評価しなければなりません。

映画データ
製作: Columbia Pictures
原題: Royal Family
邦題: ニコライとアレクサンドラ
監督: Franklin Schaffner
出演: Michael Jayston, Janet Suzman, Roderic Noble


ストーリー
 1904年。ロシア皇帝ニコライと皇后アレクサンドラとの間に、皇太子アレクセイが誕生した。しかし、アレクセイが血友病にかかっていることが分かり、怪僧ラスプーチンの不思議な力で危機が一時的に回避された。それを機にアレクサンドラは彼を寵愛するようになるが、ラスプーチンは次第に皇帝までをも操り出す。これが王室の悲劇の始まりとなり、ロシア帝国の未来に暗雲が立ち込める…。

 皇帝とはいえ、個人の判断を国家としての判断の上に置いた悲劇であるともいえよう。



背景と見どころ
 この映画は、皇帝ニコライが、ラスプーチンに篭絡された皇后に拘泥することにより、現実を見ることではなく、かつての力のあった王朝の栄光の復活の実を夢見て、次第に孤立し、問題を先送りし、ずるずると成り行きに引きずられていく過程をしっかりと見ることが肝要です。そのうえで、今日のロシアに視点を移してみると、この大ロシア帝政の時代のロシアの再来を夢見た権力者がかつてのソ連の時代の力による栄光の復活を夢見て、やはり現実を見ることなく、孤立していく様がダブって見えることである。


詳しい説明は 【ニコライとアレクサンドラ】 ☜ こちらをクリックしてください
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2022年6月12日日曜日

「ヒトラー 最期の12日間」:ヒットラーは自分を祭り上げ自分を見失った そして今プーチンもヒットラーの後を追う

「ヒトラー 最期の12日間」:神格化は人間性の否定の極致


「ヒトラー 最期の12日間」を観ました。個人崇拝、神格化を許した民族はいつか絶える
歴史映画館が時代の節目となる出来事を画いた映画を発掘し、時代背景と共にお贈りします。今回は「ヒトラー 最期の12日間」をお贈りします。 
  1933年に首相に指名され、政権をとって以来、1944年に至る11年間、彼はヨーロッパを蹂躙し続けた。その大義は、ユダヤ人と共産主義に対する計り知れない憎しみに貫かれている。彼が、そこまでの憎しみを抱く理由は一体どこにあるのだろうか。


映画の紹介
 1945年4月20日、ベルリン。敗色濃い中でヒトラーは攻撃を避けてドイツ首相官邸の地下要塞に退避していた。
 味方すら敗戦を疑うものはいなかったが、もはやヒトラーは正常な感覚を失っていた。
この時点で配下の将軍たちの間にも敗北は免れないとの認識に至っており、これ以上の犠牲を避けるために幾度も降伏を進言していた。しかしヒトラーはあれこれの希望的観測を述べ降伏を認めようとしないばかりか、更なる戦略を繰り出すが、もはや誰もそれを実行に移そうとしない。
 これは、日本で、御前会議で「もう人戦果を挙げてから」と決断を先延ばしにし、アメリカの攻撃のほしいままにさせた状況と極似している。

 戦争を唯一止めることができるのは、一義的にはドイツや日本のように仕掛けた仕掛けた側にありと考えるが、圧倒的に戦局を握っている側は、犠牲を最小限に抑えるために、終結する方策をとることが大切なことであることと考える。。



映画データ
【キャスト】
ブルーノ・ガンツ
ユリアーネ・ケーラー
アレクサンドラ・マリア・ララ
トーマス・クレッチマン
コリンナ・ハルフォーフ
ウルリッヒ・マテス

【スタッフ】
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作・脚本:ベルント・アイヒンガー
撮影:ライナー・クラウスマン

音楽:ステファン・ツァハリアス


この記事はアマゾン・プライムを参考にしています

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ストーリー
 この映画は、ドキュメンタリーであるので、ストーリーは基本的にはない。

あれだけ大きな犠牲を払っても成し遂げるべきものは一体なんだったろうか
 ベルリンが包囲されても、国民の生命等には何の関心もなく、ヒトラー自身の妄想とプライドだったことがヒットラーの独白から明らかにされる。
 労働者による国家社会主義(この用語は後に、『国民社会主義』に訂正されている)を掲げたナチスが、結局国家社会主義という理念は途中でどこかに吹っ飛んでしまった結果、第三帝国の妄想に燃える総統への個人崇拝、何よりも秩序と規律を重んじる組織の暴走が始まる。
 そしてアーリア民族の純血性、国民全体が運命共同体であるという一面的な押し付け、何の具体性もなく、単なるヒットラーの気違いじみた妄想であったことが全編を通して明らかにされる。
 ここにいうヒットラーの思想に人々はなぜこうも傾倒したのか。

 ヒットラーのいう、国民社会主義の理想とは一体何だったのか、そして民主主義の前提とは、国民一人一人が歴史を学び、真実を思い知る事からだと、痛いほどリアルに教えてくれる。

歴史は繰り返す。今また同じことが繰り返されている。
 ロシアのプーチンはウクライナにナチスの幻影を見て、その打倒を叫んで全世界の人々を飢餓のふちに追い込もうとしている。
プーチンの周辺から漏れ出てくる片言隻語に、「帝政ロシアの復活」が、聞かれるが、彼の理想や、思想がどんなに高大であったとしても、そのために世界中の人々を飢えに曝すことはどう考えても釣り合わない。

背景と見どころ
  ドイツと同じく戦争を仕掛け、敗戦してしまった点で同じ道筋をたどったといえる。指導者といえども、いや指導者だからこそ誤りを起こすものだ、われわれは疑ってかからねばならない。ヒットラーの言うように国民は指導者に全てを委任してはならない。国民の意志にから離れたならば、直ちに指導者を引きずり落とす勇気を持たねばならない。その勇気と仕掛けを確保する保証が民主主義なのだ。

歴史は繰り返す
 私たちに求められるのは、歴史を知り、解釈するだけではなく、自分の問題として、過去の過ちを繰り返さないよう行動することなのだ。私たち一人一人の責任において!




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2022年5月20日金曜日

市民K かつてオルガルヒとして、プーチンの権力に手を貸したコドルコフスキーはやがて民主主義の活動家としてプーチンに立ち向かう

市民K (MIKHAIL KHODORKOVSKY)

アマゾン・プライム「市民K」を観ました。ロシアも捨てたものじゃないと勇気が湧きます。

 ロシアの石油王と異名を持つミハイル・ホドルコフスキーはかつてオルガルヒと呼ばれた。ソビエトが崩壊する間、彼らはプーチンと結託しソビエト「の膨大な国家財産をハイエナの如く個人所有にし、その金で、プーチンの権力を補強し、見返りに膨大な財産を個人の下に集中させた。しかしプーチンはオルガルヒを使って、かすめ取った国家財産を今度はオルガルヒからプーチン個人への財産を還流させることとし、オルガルヒ達を攻撃始める。

 この時代までの大富豪を第一次オルガルヒと呼ぶこととしよう。このドキュメントの主人公であるミハイル・ホドルコフスキーはこうした第一次オルガルヒの中の一人である。
 彼のすごいのは、プーチンの国家的不正に気づくやそれまでの生き方を180度転換し、プーチンを追求し敢然とプーチンに闘いを開始したことである。そのため、彼は冤罪により10年間も中国の国境の監獄に送られ服役することとなった、しかし服役はホドルコフスキーの立場を鮮明にし、より反プーチンとの闘いを徹底させるものとなった。


映画の紹介
  2003年、ロシア富豪のミハイル・ホドルコフスキーは脱税の罪により10年の禁錮刑に処された。当時新たに選出されたウラジーミル・プーチン大統領に対抗したことが失脚の原因だと多くの人々が思っている。シベリアの刑務所で服役するうちにホドルコフスキーは世界的に有名な反体制活動家となった。


映画データ
7.1
2時間5分 2019NR
監督    アレックス・ギブニー
登場人物  ミハイル・ホドルコフスキー, ウラジーミル・プーチン, レオニード・ネヴズリン
ジャンル  ドキュメンタリー
オーディオ言語 日本語
AMAZONのサイトに移動します

     【市民K】 ☜ こちらをクリックしてください



背景と見どころ
  ドキュメント映像のすごいところはプーチンがまだエルツインの部下として政治的な力を持っていない時から、大統領になって権力を確立するまでの間、彼がどのように権力を掴み政敵を貶めてきたかを実際の映像で、克明に語られていることである。
 これはドラマでもなく、プーチンの生の言葉として語られている。
 それとともに彼が何を目指して行動しているか、また何を恐れているかということがプーチン地震の言葉として語られていることである。

 主人公のホドルコフスキーはプーチンの政敵として現在は国外ではあるが、プーチンを倒すための運動を展開している。
 これは単なる政治的な勢力争いではなくて プーチンが確立した国家権力に対する民衆の民主主義の闘い意味している。

 私はホドルコフスキーの闘いが現在の力はまだ弱いがやがてプーチンの力をしのぎロシアという国が民主主義的な国としてその大国の力を大きく発揮させることができるのではないかと信じている。そこに確かな希望を見て取ることができる。





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2022年4月30日土曜日

映画「アメリカが最も恐れた男 "プーチン"」この男だけではなく歴史と背景を見る必要がある

アメリカが最も恐れた男 "プーチン"

  これを徹頭徹尾アメリの主張で貫かれている。題名も「アメリカが最も望んだ男プーチン」とでも変えた方がいいのかも知れない。但し副題として「アメリアの思惑に収まらなかった男」という文言を付け加える必要がある。
 アメリカは今まで何をやってきた?ヴェトナムで、イラクで何をしてきた? 今更ロシアにものを言えた資格があるのか?という声が聞こえてくる。
 アメリカはロシアにものをいう資格はない。しかし、残念ながらそれでも、ロシアに交渉に直接出向く必要がある。バイデン自身が、さんざん戦争の火種をばらまいてきた国の大統領として、導火線に火をつけたプーチンと直接会って戦争を止める義務はある。地球に対し、人類に対して!

 2022年4月、世界中は一人の男の一挙一動を息をつめて見つめている。その男の名は「ウラジミール・プーチン」
   今彼はウクライナに対する侵攻を繰り広げている。

 この侵攻のやり方は、彼の父親や多くの人々が苦しんだナチ・ヒットラーのやり方そのものである。

まさに歴史は繰り返す。 このブログで取り上げたナチのやり方を再現してください。『「ヒトラー 最期の12日間」


映画の紹介
  ソ連の崩壊後、決して目立つ存在ではなくカリスマ性も無かったプーチンが政権を引き継ぎ、自国の誇りを取り戻すべく、あらゆる手段を使い強いロシアを作り上げた。それから、今日の残酷な独裁者と呼ばれるに至るまで、アメリカの安全保障にとって最も重大な脅威と恐れられる所以に迫る。


映画データ
原題:America's Greatest Threat Vladimir Putin 製作:2018
リンカーンスクエアプロダクション(ニューヨーク州 A&E TelevisionNetworks)

プーチンの生まれ育った環境

 レニングラード攻防戦
 プーチンの生まれる前の1941年9月から1944年1月までの予約900日にわたってヒットラーとの間で凄惨な戦いが繰り広げられている。これをここで取り上げた理由は、プーチンの両親もこのレーニングラードの攻防戦を闘い生き抜いている。おそらくプーチン自身もこの戦いについてはつぶさに聞いていただあろうし、トラウマのように彼の精神構造に大きな影響を及ぼしているであろうことから、敢えてここで取り上げる。

 ヒットラーはレーニングラード現在のサンクトペテルスブルグに侵攻し、激しい攻防戦を繰り広げた。ソビエトは当初戦略のまずさなどから、押し込まれたものの、レーニングラード守備隊は徹底的に耐え耐え抜いている。 ソビエト政府の発表では市民は100万人を超える死者が出たと言われている。また、その死者の97%は餓死だとも言われている。 レニングラードに侵攻したドイツ軍は徹底した包囲作戦を取り 、市内の周囲に鉄条網と電気ワイヤーを設置し、住民の脱出を物理的に阻止し、徹底的な飢餓作戦をとった。 ヒットラーは「サンクトペテルスブルグを地上から削り取ることを決断したと表現し、この都市が跡形もなく消え去るということを目論んだ。 その後包囲と封鎖は更に強化され多くの市民が餓死するに至った。それにも関わらずドイツ軍の封鎖は続き、レニングラードの街角は死体で溢れるようになった。市内は飢餓地獄が訪れ、死体から人肉を食らう凄惨な状況が常態化するまでに至った。この悲惨な状況がしばらく続いたが、1942年にはようやくモスクワでの勝利があり、レニングラードの防衛にも手が回るようになった。 このような激闘の末1943年1月17日にはレニングラードの解放が宣言された。これを機に独ソ戦は大きな転換期を迎えることになった。ドイツ軍は敗走を重ねることとなった。

プーチンの生い立ち
 彼は1952年レニングラードの共同住宅で生まれた。両親が42歳の時の子供である。
 彼の子供の時代のソ連は、戦争の傷痕も癒えておらず、全体が非常に貧しく、彼自身も貧しい生活で暮らしていた。
  レーニングラードで見聞きしたナチスの無慈悲で、情け容赦ないナチのやり方を肌感覚で学んだであろうし、それがその後の者の味方のベースになっているであろうことは想像に難くない。
 そして大学卒業すると憧れのKGB採用された。
 それから10年後、東ドイツのドレスデンに海外勤務となった。しかし赴任してからまもなく1989年ベルリンの壁は崩壊し、彼も仕事を失った。彼はおそらく大衆の激しい流れを目撃し、同時に民主主義や大衆運動に激しい憎しみを感じたであろう。
 レーニングラード大学戻った、プーチンは市長に選ばれたサブチャックに見出され、副市長に抜擢しされた。都市の名前もレーニングラードからサンストペテロブルグに改名された。このようにして、プーチンの周りから社会主義、民主主義色が消えうせ、復古色が濃くなっていく。

プーチンはこの時から政界に進出することとなる。おそらくプーチンはこの辺りから野心むき出しの、冷徹な策略家に偏向することになっていったろう。やがてエリツィンに見出され、エリツィンに忠誠を誓い、汚い仕事を請け負いエリツィンに取り入り、エリツィンの信頼を得たプーチンは大統領に上り詰める。



背景と見どころ
この映画を見てプーチンというものがどのような男かということがわかった。
  1. 彼は育ちが悪い
  2. 彼は性格的に陰険だ
  3. 彼は KGB 時代にスパイとしての教育訓練を受けそれを確実に身につけている 彼はスパイの方法論は学んだがいわゆる学問としての教養は身につけていない
  4. ロシア大帝国時代の 国家の力を再現したいと考えている
  5. アメリカの民主主義思想が脆弱なものであると考えている。
  6. アメリカと同じ力に同じような評価を受けるこにしたいと考えている
  7. ブッシュやトランプが彼を評価したが、プーチンは逆に彼らを見下しているまた足元を見透かしている
  8. プーチン個人の問題ではないが 、プーチン自身も選挙の洗礼を受けて大統領になっている。 私たちが考えなければならないのは、民主主義が形骸化されてされた時には、それが隠れ蓑となりとんでもない事態を生み出すということである。

アマゾン・プライムのドキュメンタリー

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