2022年4月9日土曜日

「バトルフィールド クルーティの戦い」ロシアは100年前にもウクライナと戦闘をしていた

「バトルフィールド クルーティの戦い」


 今ロシアのウクライナ侵略で激しい戦闘が行われています。
 約100年前、ソヴィエト軍がウクライナに侵攻しました。現象的には全く同じ様相を呈いていますが、歴史的背景は全く違います。その当時はウクライナにはコサックの流れが横たわっており、当時のウクライナの人々の思想には、むしろ保守的な傾向が強く、ソビエト中央政府には反感を持っていたといえるでしょう。
 ウクライナの若き学生たちで構成された400名から成る字英軍と4000人から成るソビエトのボルシェビキ軍との壮絶な戦いは、今のロシアーウクライナの戦争にいやがうえにもダブって、ウクライナ軍の士気を高めます。

 1918年。ロシア帝国崩壊とともに独立したウクライナ人民共和国にムラヴィヨフ率いるソビエト軍の侵攻がはじまった。この映画では、ソ連の侵攻の意図がはっきりしませんし、ソ連軍が一方的に悪者にされているきらいはあります。

 若き学徒の英雄的な戦いは純粋で人々の心に響くものがありますが、彼らの戦いが決して歴史的に見れば、前向きの役割を果たしているわけではありません。彼らにはその責任はないのですが、大きな歯車の中で翻弄された多くの若者が命を落とした事実を忘れることができません。


映画の紹介

 この映画は我々に、物事を単に情感的にだけ見てはいけないことを教えてくれます。
一筋縄ではいかない情勢の絡み合いをきちんと解きほぐしてみる歴史的な冷徹な判断が要求されている。


映画データ
エヴヘニー・ラマフ
アンドレイ・フェディンチク
ナディア・コヴェルスカ
ヴィタリー・サリー
オレクシー・トライテンコ
監督:アレクセイ・シャパレフ
脚本:コスチャンティン・コノバロフ、アレクセイ・シャパレフ
プロデューサー:アンドリー・コルニエンコ
撮影 セルゲイ・ピブネンコ 編集 フランチェスコ・マンジッティ
美術 ヴラド・オドゥデンコ 音楽 マルコ・モリーニ
ストーリー
 1918年。ロシア帝国崩壊とともに独立したウクライナ人民共和国にムラヴィヨフ率いるソビエト軍の侵攻がはじまった。大学生の青年・アンドリーは学徒部隊として志願する仲間達を見送りながら、自らを平和主義者だと主張し出征を拒否していた。

 しかし、軍人である父と兄を持つアンドリーはある晩、ソビエト軍侵攻の記録フィルムを観せられ、学徒志願を決意する。

 数日間の短い軍事訓練を受け、戦地へと送られる若き新兵たち。その行先には首都・キエフ侵攻を狙うムラヴィエフ大佐の軍勢が待ち受けていた。4000人のソビエト軍と、僅か400人のウクライナの兵士たち。祖国の運命を賭けた激戦がはじまっ



背景と見どころ
  今この映画は現在進行中の情勢の中で、大いに見直されている。今、この戦争に命を投げ出して加わった若者たちが英雄視されているが、歴史的には彼らに英雄的な評価を与えることが許されているわけではない。それはその若者達に責任があるわけではないが、彼らをだまして戦争に駆り立て、戦争により巨万の富を築く陰で民主主義をせせら笑う人々が責任を負わなばならない。この映画ではボルシェビキとレーニンが悪者にされているが、本当にそうだろうか。歴史を深く学ぶことによって、その真実を知ることが今我々に求められている。



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