激動の昭和史 軍閥
「激動の昭和史 軍閥」を観ました。歴史映画館が時代の節目となる出来事を画いた映画を発掘し、時代背景と共に、「激動の昭和史 軍閥」をお贈りします。 この映画を見て私の率直な感想は、「たとえようもない悲しさ」です。
映画の紹介
激動の昭和史 軍閥
二・二六事件を契機に軍部の力が増大した。近衛内閣を崩壊に導き、東条内閣をある意味強引に成立させ、太平洋戦争へと突入していく日本の近代史を我々の前に再現させた。「軍閥」と呼ばれる軍上層部のグループが力を持つに至った事実を明らかにするとしているが、軍閥は軍そのもので、何故特別な存在として扱うのか。軍閥という「閥」ではなく、日本の支配機構そのものであったといえる。
この映画は、政治の流れは細かく表現されているが、国民の動き、世相なども含め、どうして戦争へ向かうようになったのか、止めるという力は働かなかったのかを画いて欲しかった。
映画データ
☆東宝DVD名作セレクション 第2弾☆
2015年は戦後70周年。
第2弾は戦記作品23作品をラインナップ!
なぜ、誰が、太平洋戦争を起こしたのか!
謎に包まれる太平洋戦争の全貌が、今白日の下に晒される!
【キャスト】
小林桂樹/加山雄三/黒沢年男/三橋達也/山村聡/三船敏郎
【スタッフ】
監督:堀川弘通 脚本:笠原良三 音楽:真鍋理一郎
【DVD 仕様】
ジャンル ドラマ, 軍隊・戦争
オーディオ言語 日本語
2時間13分/カラー/シネスコ/片面2層/音声:日本語モノラル/字幕:日本語/1971年
【激動の昭和史「軍閥」】 ☜ こちらをクリックしてください
ストーリー
2.26事件から原子爆弾投下までの、日本軍内部の動向をドキュメンタリータッチで追う。
2.26事件、柳条湖事件、盧溝橋事件、満州事変、などの出来事が軍隊内部の抗争、勢力争い、御前会議などが一応語られている。しかし、もう少し掘り下げて欲しかった。
背景と見どころ
ここで交わされた会話の殆どが帝国軍隊の内部のものであるが、この映像を見て感じることは、「なんと怒鳴り合いが多いことか」そして「なんと自己主張が多く、客観的な会話がないことか」である。
映画だからかも知れないが、この類の映画にはほとんどこういった感想を持つので、おそらくこの感想は当時の時代を正しく反映していると思う。
日本国民に重大な影響を与えるであろう方針決定の場が、このように冷静さや客観性を欠いた会話では、まともな判断を下すことは不可能だろう。 これはこの映画のコメント欄でも多くの方々が言っておられるように、軍隊だけの問題でなかったろう。それは、日本国民が陥っていたある種の精神状態ではなかろうかと思う。 精神の高揚状態が常にある状態、即ち集団的ヒステリー状態にあったと言っても過言ではないだろう。
今日問題となっている『あおり運転』が、悲しいかな国家全体で行われていた状態にあったのではないだろうか。
このような白熱した議論は、いかにも威勢がよく、一生懸命になっている感を持っているが、ある意味実に滑稽である。本当に自分の意見が正しいと思うならば、その根拠を丁寧に説明し、相手の意見も聞きその問題点を出すべきであるにもかかわらず、相手の意見を遮り、自分の意見を主張する。日本は昔からそのような短兵急な態度が男らしいと評価されたであろうが、そろそろ成熟した議論がなされてもいいころだろう。もしそうだとすれば、その「男らしさ」そのものに問題があるといわねばならないだろう。
戦前の帝国軍隊の内部がそのような気風に満ち満ちていたとすれば、ある意味負けて当然であったといわざるを得ない。敵を知ることなしに戦いに勝つことはできない。
激動の昭和史 軍閥
二・二六事件を契機に軍部の力が増大した。近衛内閣を崩壊に導き、東条内閣をある意味強引に成立させ、太平洋戦争へと突入していく日本の近代史を我々の前に再現させた。「軍閥」と呼ばれる軍上層部のグループが力を持つに至った事実を明らかにするとしているが、軍閥は軍そのもので、何故特別な存在として扱うのか。軍閥という「閥」ではなく、日本の支配機構そのものであったといえる。
この映画は、政治の流れは細かく表現されているが、国民の動き、世相なども含め、どうして戦争へ向かうようになったのか、止めるという力は働かなかったのかを画いて欲しかった。
映画データ
☆東宝DVD名作セレクション 第2弾☆
2015年は戦後70周年。
第2弾は戦記作品23作品をラインナップ!
なぜ、誰が、太平洋戦争を起こしたのか!
謎に包まれる太平洋戦争の全貌が、今白日の下に晒される!
【キャスト】
小林桂樹/加山雄三/黒沢年男/三橋達也/山村聡/三船敏郎
【スタッフ】
監督:堀川弘通 脚本:笠原良三 音楽:真鍋理一郎
【DVD 仕様】
ジャンル ドラマ, 軍隊・戦争
オーディオ言語 日本語
2時間13分/カラー/シネスコ/片面2層/音声:日本語モノラル/字幕:日本語/1971年
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ストーリー
2.26事件から原子爆弾投下までの、日本軍内部の動向をドキュメンタリータッチで追う。
2.26事件、柳条湖事件、盧溝橋事件、満州事変、などの出来事が軍隊内部の抗争、勢力争い、御前会議などが一応語られている。しかし、もう少し掘り下げて欲しかった。
背景と見どころ
ここで交わされた会話の殆どが帝国軍隊の内部のものであるが、この映像を見て感じることは、「なんと怒鳴り合いが多いことか」そして「なんと自己主張が多く、客観的な会話がないことか」である。
映画だからかも知れないが、この類の映画にはほとんどこういった感想を持つので、おそらくこの感想は当時の時代を正しく反映していると思う。
日本国民に重大な影響を与えるであろう方針決定の場が、このように冷静さや客観性を欠いた会話では、まともな判断を下すことは不可能だろう。 これはこの映画のコメント欄でも多くの方々が言っておられるように、軍隊だけの問題でなかったろう。それは、日本国民が陥っていたある種の精神状態ではなかろうかと思う。 精神の高揚状態が常にある状態、即ち集団的ヒステリー状態にあったと言っても過言ではないだろう。
今日問題となっている『あおり運転』が、悲しいかな国家全体で行われていた状態にあったのではないだろうか。
このような白熱した議論は、いかにも威勢がよく、一生懸命になっている感を持っているが、ある意味実に滑稽である。本当に自分の意見が正しいと思うならば、その根拠を丁寧に説明し、相手の意見も聞きその問題点を出すべきであるにもかかわらず、相手の意見を遮り、自分の意見を主張する。日本は昔からそのような短兵急な態度が男らしいと評価されたであろうが、そろそろ成熟した議論がなされてもいいころだろう。もしそうだとすれば、その「男らしさ」そのものに問題があるといわねばならないだろう。
戦前の帝国軍隊の内部がそのような気風に満ち満ちていたとすれば、ある意味負けて当然であったといわざるを得ない。敵を知ることなしに戦いに勝つことはできない。
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